ストレス過剰で体に異変。「めまい」「過呼吸」「自律神経失調症」。実はこの3つにはあるつながりがあるんです。
15年間、派遣のフルタイムとして大きな病院から地域の病院まで依頼されるまま働き続けてきた。
しかし50才を超えたころから何故か集中力が続かなくなり、ミスを連発。
若い同僚にきつく注意され落ち込む日々が続いた。
ガマンを重ねてきたせいか、とうとう「めまい」「過呼吸」を立て続けに発症。
病院で入院を勧められるほどこじらせてしまった。
今回のブログでは、
- ストレス過剰で「めまい」「過呼吸」が起こる体のメカニズム
- あなどってはいけない。自律神経のバランスが狂うと次々と体に異変が。
- 自律神経を整えるために鍼が出来ること、たくさんあります。
この3つを中心に情報をお伝えしたいと思います。
長年続けてきた仕事なのに、最近はミス連発。自分がイヤになります。
医療事務で派遣フルタイム歴15年。
今まで大きな病院から地域の総合病院まで、派遣元から依頼されるまま数年おきに異動しながら働いてきた。
仕事の進め方は派遣先によってもちろん違うが、そこは長年の経験でそつなくこなしてきたつもりだった。
ところが50才を過ぎた頃から何故か集中力がなくなり、何度教えてもらってもミスが続くことが増えてきた。
自分では以前と同じように仕事をしているつもりなのに、所々大事な部分が抜け落ちる。
「老眼がすすんだもんなぁ。」「更年期終わっていないし」などと自分で自分をなぐさめつつ頑張ってはいるものの、若い同僚にキツイ口調で「何回言えばわかるんですか。」「いい加減に覚えてください」と言われると、人格まで否定されたようでガクッと落ち込んでしまう。
帰宅して仕事の愚痴を聞いてもらいたくても、子供2人はすでに独立し家にいない。
頼みの夫はもはや空気のようだが、職場の話を始めると途端に雰囲気が悪くなるのであえて言わない。
最初は子供の学費の足しにと始めた仕事。
やめるという選択肢もある。
でも今やめたとしても特にやりたい趣味があるでもなし、できれば定年まで働きたい。
うつうつとした気持ちを抱えながら仕事には穴をあけることなく行っていたが、ついに限界が訪れた。
ストレスで体に次々と異変が!「めまい」「過呼吸」「自律神経失調症」。体の中で何が起きている?
2か月前の夜半過ぎ、寝ているとあまりの息苦しさに目が覚めた。
「あれっ?息ができない・・・?」
最初は何が起こったのかわからなかった。
必死に深呼吸をして息を整えようとするのだが、意に反して全く息が入ってこない。
心臓が激しくバクバクする。
「このままでは死んでしまう・・・。」
あせって起き上がろうとするが、全身から力が向けて体が思うように動かない。
冷や汗でパジャマはもうベトベトだ。
死に物狂いで別室で寝ている夫に向かって叫んだ。
「き・・・救急車呼んで!!」
声を聞きつけあわてて飛んできた夫の前で意識はもうろう状態。
すぐに救急車で病院に運ばれ、心電図・血液検査・頭部CTスキャンなど標準的な検査が実施された。
ところが不思議なことに検査の途中から霧が晴れるように視界がハッキリし、息がスムーズに出来るように。
案の定、検査後の医師の説明は「過呼吸の症状は出ていますが、検査では特に異常はありませんでした。疲れが出たんじゃないですかね?」というものだった。
翌朝になって帰宅。
さすがにその日は休みをもらった。
「疲れの原因は仕事しか思い当たらへんねんけど」と思いつつ、日常生活に戻っていった。
体調悪化の八方ふさがりから脱出するには入院が最善の方法?
仕事を含めた日常生活は相変わらずつらかったが、「このまま何とか治ってほしい・・・」と祈るような気持ちでなんとか過ごしていた。
ところが祈りも虚しく、仕事復帰からわずか3日後、今度は体が宙に浮くようなフワフワしためまいに悩まされ始めた。
「今度はめまい?どうなってるんやろ、この体は」
過呼吸も、程度は軽いものの何度も起こしている。
ところが仕事が忙しい時期に入っていたので「休みたい」とはとても言い出せず「めまい」の不快感にも耐えていた。
そのまま1週間頑張ったところで、体の中で何かが弾けた。
ついに職場で激しい過呼吸の症状が起きてしまった。
「また息ができない・・・どうしよう・・・。」
肩を上下させ必死で呼吸しようとするが、目の前が暗くなり始め体の力が抜けてしまう。
様子がおかしいことに周りが気づき、すぐの職場の病院の処置室へ運ばれた。
職場は大騒ぎ。
ところが、今回も一般的な検査では異常なし。
医師に「かなり疲れているようなので、3日ほど入院しますか?」と言われてしまった。
「もう限界や」
とはいえ検査で異常がないのに入院したところでどうなるんだろう?
「めまいと過呼吸って入院したら完治するんやろうか。」
何しろ点滴の薬が効いているのか、今はどこも痛くないし症状は治まっている。
それに科が違うとはいえ、自分が働く病院に入院って気まずすぎる・・・。
「やっぱり入院はやめておきます。」
何とか冷静さを装い、医師に伝えた。
自律神経のバランスの崩れ、体に与える影響は限りなく大きいのです。
職場には丁寧に謝罪をしたうえで3日間の休暇を取得。
体を休めつつジックリと今後のことを考えることにした。
結論は「仕事はまだやめたくない。」
そう、職場の人間関係はきついけど、長年続けてきた医療事務の仕事自体は嫌だと思ったことはなかったのだ。
そして大事なことを思いついた。
「つらいつらいと嘆いていては、全然前に進まない」という当たり前のこと。
何かを変えないと状況は悪くなる一方なのだ。
「そうはいっても、どうしたらええのか何も思いつかんわ。」
あきらめかけた時、ふと前に知り合いが「私、めまいがひどいから検査したら、病院で自律神経失調症って言われてん。」と言っていたことを思い出した。
何かピンときて「めまい」「過呼吸」「自律神経失調症」の3っを並行させて調べることに。
すると出てくる出てくる、こんなに自分と同じような症状の女性がいるのかと思うくらい、ネット上には様々な悩みが吐露されていた。
調べてはみたものの大きな疑問が。
「そもそも自律神経って何?」
検索を進めるうち、「めまいと過呼吸」と関係が深いことがわかってきた。
自律神経とは?
自律神経は自分の意志ではコントロールできない神経。
体を活発に活動させるときに働く交感神経と、体がゆったりしているときに働く副交感神経がある。
交感神経が活発に活動するときには心拍数が増え、呼吸が早くなり、筋肉を緊張させて戦うモードに切り替わります。
対して食事中や睡眠中などは副交感神経にバトンタッチ。
心拍数が下がりリラックスモードへ切り替わります。
本来なら周りの状況に合わせて自動的にバランスを取って対応してくれている・・・はずなのですが・・・。
この自律神経、あせりや不安などのストレスがかかると意外と簡単にバランスが崩れるというのですからやっかいなんです。
自律神経のバランスの崩れからくるめまいや過呼吸を鍼でスッキリさせてみませんか?
本能的な機能を発揮し、うまくバランスを取りながら生命を維持する自律神経。
焦りや不安などのストレスがかかり続けるとずっと「戦うモード」の交感神経が活動している状態となり、休むべき時にも体が戦い続けることに。
その結果、体の血流が増加、増えすぎた血流を抑えようと全身の血管が収縮。
脳への血流が低下することで、めまいやふらつき、息が浅くなる過呼吸が起こり意識が遠のいてしまうというのです。
「まさにこれ、自分と症状がぴったり過ぎて怖い怖い」
ここでまた、知り合いの言葉の続きを思い出した。
「私、めまいがひどくて自律神経失調症って言われたとき、鍼治療を紹介されて通ったらすごくよくなってんよ。」
これだ!またまたひらめいた。
その時は「ふ~ん大変やね。」と聞いただけだったが、これこそ貴重なアドバイスだと今気づいた。
早速「めまい」「過呼吸」「自律神経失調症」に「松戸市」をつけて検索開始。
とうとう松戸市六高台の統園鍼灸院を見つけた。
「なになに鍼治療のスペシャリスト?」
松戸市ではとても評判がいいらしい。
救いの神に出会えたような気がして、まだ行ってもいないのに気持ちが落ち着いてきた。
院長は女性だし、女性ならではの悩みも聞いてもらえそう。
ホームページにはこんなことが書いてある。
「めまいや頭痛、イライラが続く人にはある特徴がみられます。
それは全身の筋肉が硬すぎること。」
首や肩の筋肉が骨のようにガチガチになって脳にリンパが流れづらくなるとめまいが起きやすく、胸や背中の筋肉が硬くなっていると呼吸が浅くなり過呼吸が起きてしまうとか。
「あ~、何となくわかってきた。」
ホームページにわかりやすく書いてあるけど、どうしても直接話を聞きたくて、思い切って電話をしてみることに。
電話に出たのは受付の女性。
「院長も同じ年代ですし、女性の悩みはよくわかります。
同じような症状の方も来られていますよ。」
更に心強い言葉に後押しされてその場で予約。
後日、行くことに決めた。
めまいと過呼吸にさようなら、自律神経が安定した毎日へグッと近づくために今できること
統園鍼灸院で行う鍼治療は、3本立て。
- 硬くしこりになっている箇所をほぐす鍼治療
- 柔らかく筋肉を伸ばすストレッチ
- 可動域を広げるROM
3本立ての鍼治療の相乗効果で、長年積もり積もったストレスが和らぎ、ゴリゴリと骨のように固まった筋肉が柔らかくほぐれるのを実感できるのです。
全身の硬さを効果的にほぐす治療の後に、院長はもう一押し。
一人一人に合わせた自宅でできる正しいケアとリハビリの方法をお伝えしています。
院長は「はい、嫌な症状がなくなってよかったですね。」だけでは片手落ちだと考えています。
患者さんに合わせて今後気を付けたいことや、体の正しい使い方のアドバイスをお伝えすることが何より大切だと。
そのために一人一人のライフスタイルをキチンと聞き出し、「これなら出来そう」「続けられそう」という落としどころを探します。
院長はなかなか症状を改善させられないのは下巧、ただ改善させるのは中巧、改善させて再発させないのが上巧という考えを持ち、日々患者さんと向き合っています。
今通院中の医療機関に物足りなさを感じておられるなら、ぜひ松戸の統園鍼灸院にご相談ください。