こんにちは、松戸市六高台にあります統園鍼灸院で受付をしている田村です。早いところでは桜も咲き始め、春を感じる季節ですが花粉症に悩まされる時期でもありますよね皆様、花粉症対策は万全ですか
さて今回は、「たかが腰痛、されど腰痛。あーやっぱり専門家の意見を聞いてよかった。」というお話です。
たび重なるギックリ腰があたり前だと思ってました
N子さん54才。週4日スーパーのレジでパートをされている主婦の方です。初めて当院を受診されたのは、今から約2年程前の12月の中旬、寒さも一層増してきた頃でした。
ギックリ腰での来院です。ご主人の付き添いのもと、院の階段の手すりを両手でつかみ一歩ずつ上がろうとするのですが、一歩進むと「ふぅ~」一歩進むと「痛いっ」と数分かけて、やっとの思いで院の待ち合いまでたどり着きました。しかしたどり着いたものの痛くて座ることが出来ません。「いったん座ってしまうと立てなくなってしまうんですぅ。」と答えてくれたN子さんのお顔は、もはや泣き顔です。
ほどなくして施術室に入られたN子さんに院長はいつも通り問診→治療→予後の見通しなどをN子さんにわかりやすく説明をされています。「N子さん、この症状だと3回程日にちを詰めて治療した方が治りが早いですよお~。」と。するとN子さんは「え~。1回じゃ治らないんですかあ」と不満気に返答をしながらも「でも仕方ないですよね。」「痛いんだし」となかば”ムッ”としながら治療開始となりました。
しかし治療するごとに、みるみる良くなって行ったのですがN子さんは、治療を受けるたびに「あいかわらず値段が高いけど治るには仕方がないよなぁ~。」と言いながら治療を受けていました。
そして、院長の見立て通り一連の症状が良くなって来たので、院長の方から「N子さん、今後は辛い思いをしないように当院で月1回のメンテナンスをする事で、ひどい痛みを起させないようにすることが出来て毎日が快適に過ごせますよ~」とアドバイスされN子さんも「高いけどなぁ~」と言いながらも、言われるままに月1回のメンテナンスに来られるようになりました。
でも、その都度「たいして痛くないのに何で続けて来ないといけないのかしら?来なくちゃダメなのかしら?」さらには「たいして痛くないのにお金ばっかりかかって」とブツブツ・・・グチをこぼしながら、渋々通っていたN子さんでしたがやがて”プッツリ”と治療から遠ざかってしまいました。私は「せっかく、良い感じで生活が送れているのになぁ」と残念に思いました。
あたり前だったはずのギックリ腰。さすがに今回は心がへこみました
そして”パタリ”とお見えにならなくなってから暑い夏を過ぎた、約半年後の9月下旬N子さんから「また、ギックリ腰になっちゃたんですが診てもらえますかと泣き声気味の電話が入りました。私は内心「あちゃ~。またやっちゃったかぁ~途中で来なくなちゃたからなぁ~」と思いながらも「N子さん9月○○日○時におこしになれますか」と伺うと「はい。大丈夫です。お願いします。」と即答でした。
そして予約日にお待ちしていた所、前回のように手すりにつかまりながらではないものの体を丸くかがめ、腰を手で支えながら来院されました。院長は「ありゃ~。腰が見事に”ガチガチ”だねぇギックリ腰のちょっと手前かなぁ~。痛かったでしょう。今回は、早目に来てくれて良かったわぁ」
「でもね、前回月1で治療に来てくれていた時は腰の状態も安定して生活するにも快適だったと思うんだけど、途中で断念しちゃったみたいだから”ガッン”とまた来ちゃったんだねここは、ひとつN子さん腰の不安を感じなくなるように治療の必要性を考える時期なのかもしれないねぇそのためには、どうしたら良いか一緒に考えながら治療して行こうね」と院長は励ましながら治療を始めました。
たび重なるギックリ腰。さすがに何とかしたいと
N子さんは治療の間も「こんな自分が情けなくて辛いです」「先生、もうギックリ腰になるのはイヤです」「どうしたら良いですか?」と延々と院長に話をしているようです。
すると院長は「N子さん今までみたいに痛くてどうしようもない時だけSOSという感じだと、年々SOSの回数が増えてくるでしょうねぇ」と助言をされています。さらに「N子さん、今回もちょっと日にちを詰めて来てもらう症状のようだから詰めて通ってね」と今回もまた同じケースで通院する事となったN子さん。今回は渋々ではなく切実さを感じたようです。
そして、これに懲りたN子さんは院長に「先生、私どうしたらこんな痛い思いを何度もしなくて済みますか」と問いかけその問いかけに院長は「それならねぇ~。N子さんの場合、自律神経とはほとんど関係ないようですが、ひんぱんにギックリ腰をおこしてしまう慢性疾患ということで、週1度指示通りに通院して下さるなら特別に自律神経専用の回数券コースで治療しますよ。」
「ギックリ腰にならないように週1回のペースで治療して行くと今のような”ガツン”とした痛みを回避できるから。それにこれなら”いつ痛くなるんだろう””費用がかかるしなぁ”って不安にならないでしょう」と治療計画の提案があったようです。
するとN子さんは「はい。ぜひお願いします。お金はかかるけど、私の腰は慢性的なので一定の間隔で定期的に治療に来なくちゃいけないのが今回の件で、しみじみ良くわかりました。」と翌週から現在に至るまで(約1年強)週1度のペースで治療にお見えになり、それなりの違和感を抱えていらっしゃいますがギックリ腰をおこさず毎日を快適に過ごしていらっしゃいます。
そして、ここ最近は筋力をつけるため運動も始められたようです。回り道をしてしまったけれど、自分で本当に納得し治療を続けて行く事を決め、快適さを手に入れたN子さん。本当に良かったですね
もしかしたらブログを読んで下さってる、あなたもN子さんと似たような体験をされていませんかもしも似たような症状でお悩み中でしたら、今すぐ相談して下さいね。あなたの笑顔を取り戻すために私達は、今日も精一杯みなさんに寄り添いたいと思います。
最後までお読み下さりありがとうございます。 田村