こんにちは、松戸市六高台にあります統園鍼灸院で受付をしている田村です。
院のある松戸市も最低気温がマイナスになるなど、寒さ本番といった所ですが皆様は、寒さ対策万全ですか冷えは万病のもと。といいますから暖かくして下さいね
さて今回は、坐骨神経痛が悪化し困りはてた末、当院へたどりつき劇的に回復された方のお話です。
坐骨神経痛 歩けない
新年が明け、徐々に寒さが厳しくなってきた1月中旬頃、47才主婦のH子さんからお電話が入りました。「坐骨神経痛だと思うんですが診て頂けますか」「はい、大丈夫ですよ。いつが、ご都合がよろしいですか」とお聞きすると「明日土曜日、主人が仕事休みなので送ってもらえるので診て頂けると助かります。」とおっしゃったので予約状況を確認すると午前診最後の時間帯しか空いてなく、その旨をH子さんにお伝えすると
ちょっと困ったように「お昼の痛み止めを服用する時間だから、どうしょう。薬を服用すると少しおさまるから、おさまってから来たいんですけど。」と悩まれているご様子。この時間帯しか空いていない事を再度お伝えすると、「では、伺わせてもらいます。」と予約をお取りになりました。
坐骨神経痛 足の付け根 足の裏痛い
正午前、H子さんは”つえ”をつきながらご主人と一緒に来院されました。問診表を記入して頂き待合いで待っている間も腰を丸くかがめるような姿勢で本当に辛そうです。ほどなくして院長から名前を呼ばれ、治療室へ向かうH子さんの足どりは一歩進めるごとに顔をしかめ本当に辛そうです。
院長は、全身を観察してから「坐骨神経痛は、本当に辛いよねぇ~」H子さんは「以前も接骨院で3カ月位通ったんです。」「今でも左ひざ裏が、ずっと痛いです。」などと痛みについて延々と話されているようです。院長は「坐骨が下がっちゃってるみたいですね。それに右足に体重をかけたくないから左足に全体重をかけていたのかなぁ?左足がパンパンに固まっちゃってますねぇ。」
「はい、痛かったのでずっと右足をかばってました。」とH子さん、消え入りそうな声です。「ではまず右足で、しっかりふみしめることができるように治療していきますね。」と院長が一手ずつ体を整えていきます。頃合いをみて院長が「どう?右足に体重をかけると痛い?」と聞くと「少し痛いのと足の裏にしびれがあります。」とただただ痛いですだけだはなく具体的に症状を伝えられるようになってきました。
「では痛み、しびれが楽になるように今度は針をしますからね。」と治療が続きます。そして1回目の治療後には”つえ”がなくても歩ける程に回復されました。H子さんは”ポカン”とした表情で「あれっ?今までのあの痛みは何だったの信じられない」といった驚きの様子です。
院長は「良かったですね。良い変化が得られてあとはね、重たい物を持たない、冷やさない事、せっかく楽になったのでくれぐれもこの二つはよーく気をつけて下さいね。あと”つえ”はもういらないかもね。せっかく両足で歩いても辛くならないように整えたので、よほど必要な時以外は”つえ”に頼らない方がいいよ。」とアドバイスをされました。
「次、いつ来たらいいですか?」とH子さんが質問されたので、院長は「毎日と言わないまでも1日おきくらいにつめて来て下さった方が治りがいいと思います。」とお伝えしました。
坐骨神経痛 治療 ストレッチ
「そうですか。あっ、でも自分で運転するのは、ちょっとまだ~。なのでもう1回主人に送ってもらおうと思います。一週間あいちゃいますね。」とご主人様に付き添ってもらえる一週間後の土曜日に予約をお取りになって帰られたH子さんでした。ところがー。その日のうちに「水曜日、空いていたら予約をお願いします。」と電話がありました。
「あれから考えてみたんですが、もし自分で運転できそうなら間に1回、治療をお願いしようと思いまして。だめなようでしたら又電話しますね。」と。
そして、2回目の治療となる水曜日は”つえ”も使わず、ご自分で運転され来院されるまでに回復されてました。そして土曜日の3回目の治療の日には、院の階段を”すっすっすっ~”と歩いて入って来られたのを見た私は「良かったですねぇ~。回を重ねるごとに回復されて」とお声かけするとH子さんは「はい、おかげさまでありがとうございます。もう自分の足でちゃんと歩けます。」と笑顔いっぱいでお話して下さいました。
ほどなくして治療が始まり、院長が「今日は、ずいぶんと良くなってきたから家でするセルフケアストレッチをお伝えしますね。腰痛とか坐骨神経痛は、毎日正しい手順でケアすると本当に体が楽になるのよまっ、そうは言ってもどうしても生活をしていると弱った部分に負担はかかるので、月1回とか来て頂くのが理想ですけどね」とアドバイスをされています。
そして治療の終盤にさしかかった時です。院長が「もう痛み止めもいらないでしょう?」と問いかけるとH子さんは「夜は不安なので服用してしまいます。」と返答されました。それを聞いていた私も「???不安だと服用?」と首をかしげてしまいました。
すると院長は「H子さん、痛み止めは今痛いっていう時に飲む薬だよ。予防に使いたいという気持ちはわかりますが、それじゃあ胃をあらすだけでほとんど意味ないですよぉ~」と。H子さんは「はい、わかりました。そうします。先生ところでシップとか置針してたんですけど貼った方がいいですか?」とまたまた質問。
院長は「効いてるかもとかお守りがわりの安心感があるなら使ってもいいと思うよ。でもねぇ結構、薬局で買うと高いでしょ。うちに来てくれればお代は半分くらいで済むんですけど。」私も「そうだよなぁ~。シップとかって何だかんだ言って治療費位になっちゃうよなぁ~」と思いました。
「え~そうなんですか?知らなかったじゃぁ今度来た時シップとか皮内針もぜひ~」と声をはずませるH子さん。
坐骨神経痛 普段のケア
そして治療の仕上げに「さあ、じゃぁ3分間で出来るかんたんストレッチを一緒にしましょう。寝る前に3分間ストレッチをしてもらうと効果的ですよ。1つの動作は5秒位して下さいね。」とイラストを一緒に見ながら”1・2・3・4・5”とかけ声をかけ行っています。「すじが伸びると循環も良くなるから寝る前といわず疲労がたまったら1日何回でもいいからして下さい。」とさらにアドバイスは続きます。
ストレッチが終わった後、院長は「ちょっと歩いてみましょう。」とうながしH子さん院内を歩いてみます。「大丈夫そうです」と元気な声が聞こえてきます。「では今日でいったん完治やね良かったですねぇあとは違和感を感じた時が来院する目安かな」と3回目の治療が終わりました。
H子さんは「ありがとうございました。おかげ様で楽になりました。」と、うれしそうにお帰りになられました。私は思いました。「H子さん、あのまま痛み止めを服用しながら痛みを耐えていたらどうなっていたんだろう」と・・・
ブログを読んで下さっている皆様の中にもH子さんのように、ひたすら痛みに耐えていらっしゃる方いらっしゃるのではないでしょうかH子さんのように当院で数回、治療をし劇的に回復される方が多数いらっしゃいます。”その痛み”どう選択するかで、その後が変わりますよ最後まで、お読み下さりありがとうございます。 田村