こんにちは、松戸市六高台にあります統園鍼灸院で受付をしている田村です。早いもので平成27年も暮れようとしていますが皆様は、どんな1年間を過ごされましたでしょうか
最高の1年だったかもと満足の方はこの勢いを、ぜひ来年につなげましょう。う~ん。何だか”パッと”しなかったなあ。と凹み気味の方は、まだ平成27年終わってません1日1日を振り返りながら反省点を見つけ出し「終わりよければすべてよし」の精神で平成27年の有終の美を飾りましょう
さて今年ラストのお話は、毎月1回2人仲良く全身の疲れのリセットと美容はりに来て下さっているなかよし姉妹の心あたたまるストーリーです。
頭痛・肩コリ・腰痛は生活習慣病だった姉
最初に来院されたのは、お姉さんのM子さんの方です。2人の娘さんの子育てに忙しい毎日を送っていらっしゃる48才主婦です。約3年程前のまだまだ寒さ厳しい2月初旬、「10年位前から”肩コリ・腰痛”に悩まされ週1回マッサージに通っているが一向に改善しないし、頭痛もよくおこすんです。それに右足の”もも”がしびれるし」と・・・全身辛そうです。
院長が詳しく生活状態をたずねていくと主婦業の他、特殊な自営業の嫁として常時、義父母から立ち居振る舞いについて口うるさく指導され気が休まることのない毎日のようです。
「M子さん、これじゃあ全身がストレスを感じ悲鳴をあげてもおかしくない状況ですね。あなたは本当に忍耐強い方ですねぇ。私なら3日で実家へ逃げちゃいますよ。」とまず院長は、M子さんの心労をねぎらった上で「週1回マッサージへ行って体をほぐしてもらおうという行動は、とても良いことですね。でも何だかちょっと、物足りないと感じてより専門的な治療院へかえてみようと、その行動力は本当にすばらしいですね。ぜひ針治療をうけていただいて体の芯からラクになって下さいね。」と説明の上治療開始となりました。
初回の治療から「うわっ今までのマッサージと全然違うもっと早く来れば良かった」と感動されていました。そして「先生、私の妹もやっぱり長年”肩コリ・腰痛”で困っているから話してみますね。連れてきてもいいですか?」
と笑顔で話されM子さんは「今まで週1回マッサージに通っていたので、しばらくは週1回のペースで通わせてもらって良いですか?妹はフルタイムで働いているので、月末までは多分忙しくて来れないと思うので来月の最初の土曜日で、どこか2人同時に予約の取れる時間帯はありますか?」
と非常に周囲に気配りの行き届いた口調でお話をされました。私はM子さんの思いやりの深いお人柄に、すっかり関心しました。
妹さんの頭痛・肩コリ・腰痛もやはり生活習慣のまずさから
月が変わり、はじめて姉妹でお見えになった日、私は思わず「すごい似ていらっしゃいますねぇ」と発していました。するとお2人共、ニコニコしながら「そうですかぁ」とケラケラ笑い出しお互い顔を合わせています。待ち合いで待っている間も仲良くお話をされている様子に、「ホント仲良しだわぁ」と私もついつい笑顔になっていました。
妹のK子さんは、都内で事務(PCが多いようです。)をされている44才独身です。院長がまず詳しい生活状況を伺うと「私も、姉と同じで”肩コリ・腰痛”で困っています。今までは、”我慢”するのみでたまに自分でお灸をしてしのいでいた位でした。それにこの頃、腱鞘炎にもなっちゃって。本当にどうしたら良いか困っていた所、姉から”今、通ってる治療院すごく良いよ。””って教えてもらったんです。」・・・とわらをもすがるような感じでお話をされています。
院長は、K子さんへの問診と全身をチェックした所「体質までお姉さんとそっくりですねぇ。今まで辛かったでしょう。お灸だけでは、なかなか血行やリンパの流れを十分にリセットさせるのは無理があるかもね。しかし、お灸とはずいぶんマニアックな所に目をつけましたねぇ。肩コリ、腰痛をお灸で改善させようと思う人はめったにいないからね。おばあちゃんがお灸してたりしました?」
と、はじめての針治療でやや緊張気味のK子さんの心を、ほぐすかのような会話をしながら治療がはじまりました。
「先生、針って思ってたほど痛くないですね。それに、こうやって針をさされたまま”ぼーっと”体を休めていると何だか体がリラックスできてとても気持ちがいいですね。」とK子さん。どうやらはじめての治療から、すっかりリラックスされている様子です。そして、さらに「先生、実はね前から美容はりというのに興味津々だったのよ。体のケアと美容はりってセットでできますか?」
「はい。もちろんできますよ。」「わぁうれしいだったら今度からぜひ両方お願いします。あっ。そうだお姉ちゃんもどう?」「え~っ。私は・・・」とやや辞退気味のM子さんに「何、言ってんのよ。お姉ちゃんは日頃から全くお化粧もしないし、髪の手入れもいいかげんだし、だから老けて見られるのよねぇ」
おいおい、そこまで言っちゃっていいのと心配する私もなんのその。M子さんは、少し困ったような照れ笑いを浮かべながら「わかった。私もやってみる」と少しも”ムッ”とすることなくK子さんの押しを素直に受け入れニコニコ笑っていました。
「先生、さすがに私は仕事上の付き合いもあって毎週はむずかしいです。隔週でもいいですか?」「そうねえ、理想は毎週なんだろうけど来れないものは、まあしょうがないし幸いお姉ちゃんの方もだいぶ良くなってきたので、じゃぁこれからはお2人で月に2回、全身のリフレッシュとお顔の針をしていきましょうか。」
そして、次回からM子さん、K子さん姉妹は院長の指示通り月2回ペースの治療を3ケ月程続け、初回時からわずか5ケ月程で月1回の治療でも、なんだかんだいいつつ1ケ月を乗り切ることができる体調へと変化していきました。
院長は、「月1回じゃ万全とは言えないけれど来てると違うでしょう。体は毎日使っていくうちに、ちょっとずつ疲れてきて放っておくと痛みに変わってしまうから。」するとM子さんとK子さんは、院長の言葉に「本当にそうですよね。今までは、体が”きついなぁ”と思っててもどうしたらいいのか困っていたんです。今は、ここに来るのを毎月心から楽しみにしてるんですよ。」とお話されています。
K子さんは、美容はりで学んだお顔のケアのノウハウをしっかり我がものとされ、M子さんも「お姉ちゃん、最近雰囲気若くなったよ。」とほめられる事にまんざらでもない様子です。K子さんは、疲れにくい体を手に入れて余暇は趣味の韓国旅行をますますアクティブに楽しまれています。
この1年、さまざまなご縁があり思ったこと、気付いたことがたくさんあり学ばせていただきました。M子さん、K子さん姉妹はお互いに言いたいことを言い合っているようで実は「こうした方がいいよ」という相手への愛ある助言であったり「いい治療院があるから、あなたもどう?」という思いやりであったり。そしてあなたが、そういうならやってみるわ。という信頼にもとづいた行動力には学びをたくさんいただきました。
みなさん、1年間ブログをお読み下さりありがとうございます。良い年をお迎え下さい。 田村