こんにちは、松戸市六高台にあります統園鍼灸院で受付をしている田村です。
今年の夏は、特に暑かったのではないでしょうか各地で猛暑が続き、熱中症で病院へ搬送された方も多かったようですね。私自身も、熱中症になり院長に治療してもらって夏を乗り切った1人です。まだまだ油断をせず体調管理をしましょうね。
今回は、私もこの治療法で長年苦しんでいた過敏性腸症候群から解放された驚異のカラー療法について書いてみたいと思います。この治療法は、松山の加島先生が考案された、すばらしいツボ療法です。一般の方にもわかりやすく説明しますと、だいたいこんなかんじです。
赤い色(暖色系)は体を温め、青い色(寒色系)は体を冷やすことは、経験的に生活に取り入れられており、知らぬうちに実践していたりするのではないでしょうか?冬に赤い毛糸のパンツや赤いセーターなど暖色系のものを着用したり、夏には青いシャツや青いトルコ石など寒色系のものを身につけたり。
でも、色のちからで病気や痛みが治ったり癒されたりすることは、まだ広く知られていません。松山の針灸師の加島先生によって、色の布を体に貼ると、体の悪い部分が癒されることが、十数年前はじめて発見されました。
なぜ?色で病気が治るのでしょう?痛みがとれるのでしょう?
我々のカラダは骨や筋肉や血管、神経、各種の臓器で成り立っていますね。骨が痛めば骨粗しょう症に、胃が痛めば胃炎になります。骨や胃は細胞で出来上がっています。これらの細胞が正しく働いていれば、我々は健康に生活できます。しかし、これらの細胞が異常な状態になると、胃の痛みや骨の痛みとなって我々を苦しめ、病気の状態にします。
細胞の働き、動き=電磁波(波長)
ところで、色は波長であり電磁波であり、我々の目の網膜でそれらの波長が捉えられ色として認識されているはご存じでしょうか?
色彩=電磁波(波長)
障害を受けた細胞から出る波長(電磁波)に対して、それと同じ波長をもった色(電磁波)をカラダの必要な部分に貼付することにより、色の波長(電磁波)が病気の波長を打ち消して細胞や組織を正常化させていくこのが、この治療の基本的な原理なのです。
病巣の波長に対して、カラーの波長が逆位相に働いて病気の波動を打ち消し、病気の治癒を促進させるのです。それにより、痛みが瞬時に無くなったり、病気が改善に向かうのです。カラー治療は痛みを取ったり、症状を緩和させるだけの対処療法ではなく、細胞や臓器に直接働きかけて治癒を促進させると考えられます。
院長は、過敏性腸症候群をはじめ心のストレスが原因で腹痛、下痢、嘔吐で悩む患者さんにはカラー療法を選択することが多いです。その理由をたずねたところ、こういった患者さんは非常にデリケートなタイプが多くちょっとした痛み、不快が精神的に受け入れがたいので、なるべくそういったネガティブな感情を引き出すことなく、結果を出すにはカラー療法は最高に相性がいいとのこと。
10年来 過敏性腸症候群で悩む10代男性
患者さんは、ここ10年ほど毎日腹痛と下痢で悩んでいる19才のM男くん。なんとか高校は卒業しましたが、現在自宅でモラトリアム状態です。院長あてにM男くんのお父さんから、まずメールでの相談が入りました。
「息子が10年来、過敏性腸症候群で悩んでいる。いろんな病院を回ったが、一向に改善しません。おたくでは治りますか?」
要約すると、まあこんな感じでした。院長も長男さんの子育てで大分苦労があったようで、自身の子育ての経験をまじえながら「こういった症状の背景には必ずと言っていいほど親子関係、家族関係に起因するなんらかの原因があると思うので、そのあたりをきちんと話し合いながら適切な治療を続けると大丈夫かと思う」といった内容の対応をされていました。
それでも、お父さんは不安がぬぐいきれないようで要は、「おたくで治療すれば息子は治るのか。」という点にかなり執着があるようで、数回メールのやりとりを経てようやく来院にたどりつきました。
過敏性腸症候群 やはり家庭内のトラブルが原因か
さて、初回は本人とお父さんが一緒に来院されました。待合室では、お二人とも緊張して何だか落ち着かない様子です。問診表を記入して頂き、問診が始まりました。
すると、腹痛の始まりはM男くんの中学校時代にたどり着きました。とある嫌な体験をした事と家庭内での不協和音が続き、お腹が痛くなるのが不安で外出がままならなくなったそうです。
院長は、「M男くんにはカラー療法があっていると思う。」と説明。お父さん、M男くんも納得され治療開始となりました。
当面は週2回来て頂くことに。1カ月程は順調に症状の改善が見られましたが、ある日を境に一進一退。院長は「何かあるな」と感じていたらしいです。とそんな矢先にM男くんから、とり乱した様子でSOSコール「先生、助けて下さい」
「これは、自分なりに一生懸命もがき苦しみながら頑張って生きているのに家族から理解を得られない、切ない魂の悲鳴だろうね。枝葉を言いだしたらきりがないけど」「親が子のためと思い叱咤激励してきたことは、彼にとっては重荷以外の何物でもなく、自分のことをわかってくれない嫌な両親としか見えないんだろうね。」
「その一方で両親も『なんでうちの息子は、こんなにお前のことを思って教育的指導をしているのにわかってくれないのか』嘆きは深いだろうね。」と、電話を終えたあと院長は事態の深刻さに、どう対応するか考えている様子。
で、院長がとった行動は・・・・・・・。前代未聞の親の呼び出し作戦です。
この話は、次回に続きます。