こんにちは統園鍼灸院 受付のあべです。
今回のテーマは「いつもと同じような生活をしていても、身体の老化は確実にやって来る」というおはなしです。
ひどい腰痛 36才の時は1回の治療でラクに
39才のM子さんは、3児の母末子はまだ2才です。当然毎日バタバタとフル回転で1日が、”あっという間”の生活です。
どうしても、自分の体調管理が後回しになってしまうM子さん。3年前にひどい腰痛で初来院。その時は、骨盤矯正を含め4回ほどの治療で完治しました。
・・・・・それから1年後、今度はギックリ腰に。この時は早めに来ていただいたので、1回の治療で楽になって帰られました。
坐骨神経痛 39才で人生初体験
そして、さらに1年半が過ぎた先日のことです。今回は坐骨神経痛のため、左太ももから足先にかけてしびれが出てしまったと来院されました。しびれが出たのは初めてで、かなりあわてた様子です。
「腰が、何となく痛いなイヤだなと思っていたら、しびれが出ちゃってビックリしてます。」
「そうかぁ~。坐骨神経痛って太ももが痛くなったりするけど、もともとは腰の不具合が原因のことが多いんだよねー。」
「えっ本当に」とM子さんは絶句です。
「そう、身体はすべてがひとつづき。ひとつ不具合が出ると、バランスが崩れて他の場所が痛くなったりするわけ。」
「そうなんですか・・・なんだかショック」そう言ったものの治療後には「来る前と全然違う~」と喜んで帰られたM子さんでした。
この日から5日後・・・・・。「坐骨神経痛はずいぶん良くなったんですが、他も気になるので、今日は全身をみて下さい。」と再び来院。治療が始まってしばらくすると「ひゃ~っ」と治療室からM子さんの声が聞こえてきます。
続いて「ねぇM子さん、ここの部分何年も意識して動かしたことないでしょう?」と院長の声。
「あ、はい。何でわかるんですか?」とM子さん。
「だって疲れがたまって、石みたいに固くなっちゃてるもん。」と院長があっさり答えます。
40才は女性の老化の赤信号です
ここで、M子さんから院長へ質問がありました。「あの~先生、年を取ると腰って固まるんでしょうか?実は、この間2時間位同じ姿勢で座ってて、さあ立とうと思ったら腰が固まってすんなり立てなかったんですよ。」
その質問に対して院長は「その通り若い頃は何でもないのに、だんだん固まってくるんですよ。40代に入るとそれがよくわかってきますよ~。」と答えます。
さらに「特に女の人は45才を過ぎると、いろいろ困ったことが出てくるから、今のうちに自分のお手入れを考えた方がいいと思うよ。」と続けました。
「はぁい。わかりました。」とおっしゃったものの、かろうじて30代のM子さん声は半信半疑の様子でした。
実は、その後M子さんは2回続けて治療にこられ、ようやく安心して日常生活が送れるようになりました。
「いつもなら1回か2回先生に治療していただくと1年ほどもつんですけどねぇ~」とまだここでも年々体は確実に老化していくものという現実を受けとめきれないM子さん。
そこで、院長はなぜ中年になると、ちょっとずつ太り出し2・3年で”あーっ”という間におデブになるかという例えはなしをされてました。
要するに、基礎代謝の低下=体力の低下であり、年々基礎体力はイヤでも落ちていくので同じような生活をくり返していると確実に太るという例えはなしから、女性は40才を境に更年期という山があるので、今までと同じ生活をくり返していると必ずかべにぶちあたるよ今までは1~2回でクリアできていたことが、だんだんしんどくなってくるのが40才前後なんだよと。
そのあとは、お見えになってないので多分日常生活に支障はないのでしょう。
少しずつ、しのびよってくる「老化」を受けとめ上手になることが大切かなあと思います。
最後までお読み下さりありがとうございます。 あべ