こんにちは、松戸市六高台にあります統園鍼灸院で受付をしている田村です。
今年もまた、あの”ジリジリ” ”ギラギラ”とした暑い夏を迎えようとしていますが、皆様は何か暑さ対策をなさっていらっしゃいますか 私はと言うと、昔に比べ汗を沢山かくようようになったので、なるべく汗をすぐ蒸発させてくれるような肌着を着るようにしたり、首元にバンダナを巻いて汗を吸い取るようにしたりしています。これだけでも不快感が少し軽減され気持良く過ごせます。
皆様もぜひ、ご自分なりの暑さ対策を実行され「涼」を上手に取り込んでみて下さいね。
さて今回は、肉体労働に従事されている24才の男性と以前ブログに書きましたB太郎さん59才のその後のお話です。
共に激しい坐骨神経痛での来院でした。
坐骨神経痛 原因・症状
まずは、3回までは真面目に治療を受けて頂き症状も来院ごとに良い変化が見られていたのですが「うそ~何それ」と言う残念な終わり方となってしまったN男さんの話から。
N男さん24才。肉体労働に従事されています。当院に来院するまで3週間程、左足のしびれがひどく仕事も休んでいる状況です。
整形に通っているが一向に良くならないので、困りはてての来院です。N男さんは、お仕事で中腰になる事が多くそのたびに腰が辛いと感じていました。
坐骨神経痛 治療期間
いつも通り院長は、問診→治療→予後の見通しなどをN男さんにわかりやすく説明をしていきます。
院長は、「坐骨神経痛もいろいろあるんだけど、ある日突然スイッチが入っちゃて”ガツン”ときたものは1回2回で治る症状ではないので、少なくとも5~6回は指示通り通院して下さいね1回でとは思わないでね。」
と言うようなやりとりで、ご本人も納得されて治療開始となりました。
坐骨神経痛 治療方法
N男さん「今までギックリ腰もした事なく、今回初めてこんな痛みになって辛くて」と弱気です。
院長は「仕事に行けない位だから、自分で思ってる以上に体が悲鳴をあげてる状態なんだよ中腰の時、一番症状が辛いようだからまずは中腰の姿勢で針をしますね。」
N男さん、針が痛いようで「痛てぇ」と連呼してます。
すると院長は「針が痛いと感じるのは、それだけ良く効いていると言う事だよ
その後院長が「さて、体を起してきて足踏みしてみて」と・・・するとN男さん「おしりは痛くなくなって足裏のしびれだけになりました」とうれしそうな声が聞こえてきます。
そして、足裏のしびれを取るように整体を進めていっている様子です。
院長は、ニヤリと笑いながら「だいぶ整ってきたので、後1つだけ荒治療させてもらいますね」と。
すると「痛てぇ」の後ほどなくして「あ~楽」と聞こえてくるので「良かったなぁパチパチ」と受付で手を叩いていました。
初回の治療後「ずいぶんと楽になりました。ほぼ完治してから仕事に行きたいので」と次の予約をお取りになり3回まで真面目に通われました。
坐骨神経痛 勝手に来なくなった
ところが4回目の予約日には、お見えになりませんでした。心配をした院長は、お手紙を出しましたが応答なし。
「院長、N男さん大丈夫でしょうかねぇ。良くなってるといいんですけど」
とポツリと話しかけたところ、院長は「いいんだよ。こっちがやるべきことを全うした後は、本人が判断することだから。こっちが思っているほど本人は良くなってると言う自覚がもてなくて、さっさと他の治療院へ行っちゃったかもしれないし、本当に楽になっちゃって、もう行く必要はないと思ったかもしれないね。どっちにしても感謝の気持ちの少ない証だから来なくなった人のことをなんで?と深追いしない方がいいよ。」と
確かに私達の気持ちが、こういった形で終わったことに対しては残念の一言です。だからこそ院長も私達も、患者さんの心身の回復に必要な後押しをそれぞれの立場でさせてもらうことが大事なんだと、そう思います。
坐骨神経痛 セルフケア・治療期間
そしてN男さんと対象的なのが、以前書かせて頂いた59才のB太郎さんです。
3月まで工場で軽作業をされていましたが、現在は定年を迎えて家におられるとの事。
以前は、ひどい腰痛と坐骨神経痛で苦しんでいました。真面目で、治りたい一心のB太郎さんは院長の指示通り通院し、自宅でのセルフケアもきちんとされ、月1回の当院でのメンテナンス通院で十分症状が安定されました。
そしてこの間の月1回メンテナンスの日、院長が「ずいぶんと体がやわらかくなりましたね。楽でしょう。」B太郎さん「はいずいぶん楽になりました。一時はどうなる事かと思いました。」
院長は「ちゃんと来てくれれば良くなりますよ前は起き上るのも辛かったものね。」「良い事は続けて下さいね体も応えてくれますよ」などとお話をしながら置針→整体と治療を終えた後、B太郎さんへ「ずいぶんと症状も安定して来たので、これからは月1回でなくて春夏秋冬のペースで通院すれば大丈夫だよでも、不安に感じたりしたらすぐ来てね」とアドバイスがありました。
B太郎さんは、うれしそうに「本当にありがとうございました。その節は大変お世話になりました。又、お世話になる時があるかもしれませんのでその時は、よろしくお願いします。」と、とても丁寧におじぎをされ笑顔で帰られました。
私は、そんなB太郎さんに拍手を送っていました。心がとてもあたたかくなる瞬間です。
当院の治療内容を真に理解され実行される方と、初めは理解したつもりになって治療していたが、いつの間にか遠ざかってしまう方とでは、その後の生活状況が明らかに違うように思います。
本当に十人十色ですね。
今回も最後までお読み下さりありがとうございます。 田村