ヒマがあればスマホを見る毎日。硬く凝った首がとうとう「頸椎ヘルニア」に!この腕のしびれ、どうしたら治る?
15年続けているコンビニでのパート。
仕事は慣れているのでスムーズにこなせているが、子供が成長した今、家では時間を持て余し気味。
ついついスマホに手が伸びて何時間も見てしまう。
そんなある日、突然首が回らなくなり肩から腕にかけてビリビリとした痛みとしびれが発生。
整形外科での診断は「頸椎ヘルニア」
今回のブログでは
- スマホの見過ぎで「頸椎ヘルニア」に?
- 「頸椎ヘルニア」の症状と原因とは?
- 「頸椎ヘルニア」何とか自分で治したい。
この3つを中心にお伝えしたいと思います。
ついついスマホに手が伸びる。硬く凝り固まった首がとうとう悲鳴を上げた。
コンビニでパートを始めて早くも15年。
自分でもベテランの域に達したかなと自負している。
夫の帰りは遅く、最近では高校生と大学生の子供たちもバイトや塾で遅くなり、家族で食卓を囲むことはほとんどなくなった。
夜の数時間を持て余し、ついつい手がスマホへ伸びる。
夢中になってSNSを見ていると、3時間ほどがあっという間に過ぎる。
「あ~、またやってしまった」
一瞬後悔するが、習慣になっているのでやめられない。
そんなある日、職場でお客様に後ろから呼ばれて「はーい、お待ちください」と振り向こうとすると、首が石のように固まって回らないことに気が付いた。
無理に動かそうとするとミシミシと首から嫌な音がする。
「首、寝違えた?」
ただ、この時は首が回らないだけで痛くはなかった。
なので「そのうち治るやろ」と判断、後ろを向くときは体ごと変えてしのいだ。
帰宅して家事が一段落すると、いつものようにスマホを取り出し飽きるまで見続ける。
首を動かさなければ不調は感じないので、特に見たいものがなくてもやめられなかった。
整形外科での診断は「頸椎ヘルニア」。シップと痛み止めの薬で治る?
首がほとんど動かないというジレンマを抱えながら2週間が過ぎた。
「なかなか良くならないなぁ。」と思っていた矢先、つい最悪の事態が!
仕事で棚の上のものを取ろうとしたとき、首がビキビキと音を立て強烈な痛みが走ったのだ。
首から肩、そして腕へ向かうビリビリとしたしびれが同時に発生。
「痛い痛い、なにが起こったん?!」思わず首を押さえた。
しかし時は遅し。
しばらくしてもビリビリとした痛みとしびれが収まる気配はない。
そうはいっても仕事が終わるまで耐えるしかなく、やっとの思いで整形外科に飛び込んだ。
問診とレントゲン検査を受けた後、画像を見ながら医師から伝えられたことは「首にヘルニアが映っていますね。今回のシビレはこれが原因でしょう。」だった。
「は?ヘルニアですか?」聞き慣れない言葉に不安がよぎる。
しかし続きの言葉を聞いて拍子抜けした。
「一週間分のシップと痛み止めの薬を出しますので様子をみてください。」
「えっ?それだけ?」と思ったものの、今は従うしかない。
一週間、シップを貼り、痛み止めの薬を飲んで様子をみることにした。
「頸椎ヘルニア」って何?症状は?原因は?
「腰のヘルニア」は前に聞いたことがあるけど首にもヘルニアが出来るなんて。
どうしても気になり、帰宅するなり早速スマホで検索してみた。
すると出てくる出てくる。次々とヒットした。
頸椎ヘルニアとは?
骨と骨のクッションとなる椎間板の中にある髄核という組織が、何らかの原因で本来あるべき場所から飛び出したものがヘルニア。
ヘルニアが近くを通る神経を圧迫すると、首から肩、腕にかけて痛みやしびれが起きる。
首の痛みだけだと寝違えや頸椎ねんざと区別がつかないが、肩や腕へのしびれが伴う場合は「頸椎ヘルニア」を疑う。
「頸椎ヘルニア」の代表的な症状
しびれに先立って首や肩甲骨まわりに痛みが出ることが多いが、出ないこともある。
上を向くとしびれは確実に悪化。
症状が進行すると、夜間も痛みで眠れなくなったり、腕や指の力が入らなくなったりすることもある。
「頸椎ヘルニア」の原因
ケガで急激な力が加わったり、運動や作業で同じところに負荷が継続的にかかると起きやすい。
例えば「ずっと同じ姿勢でスマホを操作し続ける」は典型的な原因となる。
つまり、過剰な負担が同じ場所にずっとかかり、支える靭帯が疲労することで椎間板の一部が断裂し飛び出したと考えられている。
「なんだかすごいものになってしまった」と落ち込んだが、今はとにかく言われたとおりにするしかない。
・・・一週間後、治ってきたという実感はなかったものの「1週間じゃまだ効果はわからんし。」ともう一度病院へ。
さらに1週間分のシップと薬をもらって様子を見た。
ここまでの治療費:初診料を含め約6,000円
シップと痛み止めのくすりだけでは全然治らない!次はどこに行ったらいい?
「これ以上病院に行っても治る気がしない。本当に困った・・・」
しびれに耐えながら考えていると、以前肩コリで通っていた整骨院のことをふと思い出した。
「そうそうあそこは薬とシップだけじゃなくて、確か電気をあててくれたりマッサージをしてくれたはず。」
やっと気持ちが前向きになったので、仕事が休みの日に近所の整骨院へ向かった。
治療の一環として電気を当ててもらい、首から腕までのマッサージを受けた。
シップとは違い治療後は首や肩がポカポカとして気持ちいい。
明らかに腕のしびれも軽減している。
ただひとつひっかかったのが「早く治すためには毎日でもきてくださいね。」という先生の言葉。
さすがに毎日は行ける気がしない。
「でも行かないと治らない」と思い直し、一日おきでもいいから行こうと決意。
仕事をしながら2日に1日の頻度で整骨院に通うのは予想以上に大変だったが、「治るため」だけを考えて1か月通った。
そしてわかった。
「少しは良くなった気はするけど、しびれはほとんど変わらない」ことが。
次の治療日、思い切って先生に疑問をぶつけてみることに。
「あの~、こちらにお世話になってから1か月たったんですけど、しびれがなくならないんですが・・・?」と聞いた。
すると先生は「スマホを触る時間を減らしてもらったら治りますよ。減らすのが難しいならここに来てもらうしかないですよ。」と痛いところをズバリと突いてきた。
ここまでの治療費・・・450円×2日に1回で一か月間(15日)=6,750円
通うのが大変だから相談したのに…ラクに早く治す方法が絶対あるはず。
「スマホを使うのを控えろとか、今の時代にそれは無理だって。」
整骨院の先生に核心を突かれたこと、実は自分で薄々わかっていただけに余計に腹が立つ。
「こうなったら絶対にラクに早く治してもらえる所を探してみせる!」
帰宅してから猛烈な勢いで検索を始めた。
「松戸市 頸椎ヘルニア」「松戸市 首の痛み」
少しずつ検索ワードを変え、整骨院で言われたこともすっかり忘れてスマホに没頭。
しばらくすると「松戸市 統園鍼灸院」がヒットした。
「なになに女性の院長で頸椎ヘルニアのスペシャリスト?」
HPを読んでみると「ただ症状を治すだけでは満足しない。再発させないことを目指している」と書いてある。
もうひとつ、目に留まったのが「家で簡単に出来るセルフリハビリを伝えることも、早く治すためには欠かせない」という一文。
「求めていたのはこれや!来なさい来なさいと言われるのは嫌やし、自分で治す方法まで教えてもらえるなんて、こんな有難いことはない。」と喜びが沸々と湧き上がってきた。
統園鍼灸院では、すべての患者さんを院長先生がひとりで責任を持って診てくださるというのもGOOD。
HPによると院長先生自身も頸椎ヘルニアがあるそうで親近感を感じる。
治療は鍼が主体で、体の深いコリを鍼の力である程度ゆるめたところでマッサージや整体を行って仕上げをするスタイルとのこと。
「今度こそいける」
確信をもって統園鍼灸院へ予約の電話。
予約を取り、3日後に訪れた。
丁寧な問診のあとに鍼を打ってもらうのだが、全身に温かさが流れてついウトウトしてしまうほど気持ちがいい。
次に行われる整体で、固まっていた全身がグーンと伸びた。
治療後は、首・肩・腕にはめていた硬い鎧をすっぽりとはずしたような軽さ。
ほぼ2か月ぶりに抵抗なく首が動かせて感激した。
今後、首の痛みや腕のしびれで困らないために今考えたいこと
もちろんセルフケアの方法もバッチリと伝えてもらい、安心して帰途についた。
その後セルフケアが正しくできているかのチェックを兼ね、1週間ごとに合計3回治療に通った。
3週間後の今は腕のしびれはほとんど感じない。
ただ仕事などで疲れてくると首が硬く重くなってくるので、先生に教えてもらったリハビリをちょこちょこ行うとスッキリする。
「今後は、セルフケアをしてもしびれが出てくるようなら治療に来てね。」と言われている。
かなり遠回りしてしまったが、今回のことで「安心して任せられるかかりつけ医」のような統園鍼灸院に出会えた。
「なかなか治らない」と思いながらガマンして通い続けたのは、お財布にも自分の気持ちにも全然優しくなかった。
自費治療は一見値段が高いように思いがちだけど、全身の調整をしてもらえる、施術が気持ちよくて癒される、セルフケアを教えてもらえるなど実はいいことづくめだったのだ。